2015年08月28日

八ヶ岳の家03:墨付・刻み・仮組


8月も残すところあと数日となりましたが、
この夏は、少しずつ八ヶ岳プロジェクトが進行しています。

今回のプロジェクトでは、
「大工さんの技術を伝える場をつくる」
という主旨で、いつも一緒にお仕事をしている工務店・鯰組の大工さんに、
「とっとり小屋」の材料を墨付・刻み・仮組して頂き、現地で建方をします。

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吉川の鯰/鯰組:http://www.yoshikawano-namazu.com/

・墨付とは?
 木材(構造材や造作材)を加工する前に、「墨つぼ」や「墨さし」等の道具を使い、
加工するための印をつけること。

・刻みとは?
 主に墨付をした材料の接合部分(継手や仕口)を手作業で加工すること。

・仮組とは?
 刻み終わった材料を現地で建方する前に仮に組むこと。
 事前に仮組することで加工部分の微調整を行い、実際に敷地で建てる際の作業を
より効率的にする。


緊張感のある鯰組さんの「広場 (こうば)」で、親方、中堅、見習いの大工さんたちで、
材料の墨付、刻み、仮組と着々と作業が進みます。

・とっとり小屋
 軸組材(柱・梁):株式会社 サカモト http://woodymind.sakura.ne.jp/
 Jパネル(壁・床・野地板):協同組合 レングス http://www.length.or.jp/index.htm

 ブログ「八ヶ岳の家01:とっとり小屋 始動」
  http://teamsakura2018.sblo.jp/article/185005704.html


また今月は、八ヶ岳の現地でも基礎工事が着々と進んでいます。

つづく


平成27年8月28日
加來千紘
posted by TEAM SAKURA at 15:12| TEAM SAKURA

2015年08月03日

八ヶ岳の家02:焼きスギた板、焼けました。


先日、八ヶ岳の敷地で小屋外壁用の「焼きスギた板」を焼きました。
材料の調達から焼き場づくり、焼きスギた板の製作までを木育・実践編として、
大学で木造の防耐火を学ぶ学生たちと一緒に行いました。

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焼き杉板といえば、最近ではバーナー等で表面に黒く色づけすると思われがちですが、
本来は火で炙り木材の表面に炭化層をつくることで撥水性を高め、外壁の仕上材として
用いられたのが焼き杉板です。

そこで八ヶ岳の家では、木材表面にしっかり炭化層をつくった木材「焼きスギた板」
を小屋と本屋の外壁に使います。

焼きスギた板は、杉板で三角形の筒をつくり、下部に火源を入れることで
煙突効果により表面を焼いていく方法でつくりました。

桜設計集団には防火技術開発と設計をする防火チームがいますので、まさにこれも
八ヶ岳の家でお仕事を見て頂く一環です。

また今回、杉板は長野県伊那市の有賀製材所さんの杉材を使い、材料の運搬には、
建築工房藁の杉山さんにもお手伝い頂きました。
ありがとうございます。

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東京では、そろそろ小屋の木材の墨付・刻みが完了するころです。

つづく


平成27年8月3日
加來千紘
posted by TEAM SAKURA at 21:57| TEAM SAKURA