
2階建てと3階建てで、設計上、大きく異なる点は
1.準防火地域・防火地域では防火規制が厳しくなる
2.構造計算が必須となる
3.建築確認に提出する書類が増え、審査に時間がかかる
などがあげられます。本書では、防火、構造、建築確認の3点に焦点をあてて、はじめて3階建てにチャレンジされる設計者・施工者でも理解してもらえるような内容となっています。
都市部では3階建てが増加の傾向にありますが、世の中に3階建ての設計法に関する書籍は少ないのが現状です。
都市部=防火地域指定があるので、建物を準耐火建築物、耐火建築物にする必要がでてきます。この時点で木造をあきらめたり、2階建てにしたりといろいろとあの手この手を考えることも少なくありません。ただ、現在の技術では、木造でもこれらの準耐火、耐火建築物をつくることができます。
都市部の3階建てだから、木造はよくわからないのであきらめようと思わずに是非、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
防火の部分を安井が担当しましたので、是非、ご覧下さい。
平成22年1月25日
安井昇
安井昇