その第一弾として、本日、はめ殺し窓の性能評価試験を実施し、無事合格しました。町の建具屋さんがつくれるスギとガラス(今回は網入りガラス)だけでできた防火戸です。今後、性能評価書の発行後、国土交通大臣認定申請し、大臣認定書を取得すれば、建築基準法の防火設備に位置づけられます。
準防火地域・防火地域の建物(耐火建築物、準耐火建築物、防火木造など)の延焼のおそれのある部分の外壁開口部に使うことができます。
従来、木製防火戸は、ある特定のメーカーが大臣認定を取得し、供給をしていましたが、今回の試みは、防火に関する教育を受けた町の建具屋さんがつくれる木製防火戸という点で、これまでの木製防火戸とは異なっています。どのような運用にするかは、家づくりの会の方が決められますが、広く一般に普及できる方法を検討していくことになると思います。

2月には片引き戸の性能評価試験を受ける予定で準備を進めています。どこにでもある木材と部品、簡単に入手できるガラスでつくれる木製防火戸の実用化を目指していきたいと思います。
平成21年12月24日
安井昇
安井昇